おたまり‐こぼし【御溜まり小法師】
《「起き上がり小法師」に語呂(ごろ)を合わせていう》「御溜まり」に同じ。「お酒が毒になって—があるもんか」〈柳浪・今戸心中〉
お‐ため【御為】
1 相手を敬って、その利益をいう語。「それでは—になりません」 2 もらい物の返礼としてその器に入れて相手に返す品。お移り。また、使いの者に与える駄賃。
おため‐がお【御為顔】
本心とはうらはらに、人のためを思っているように見せかける顔つき。忠義ぶるようす。
おため‐ごかし【御為ごかし】
表面は人のためにするように見せかけて、実は自分の利益を図ること。じょうずごかし。「—の親切」「—を言う」
お‐ためし【御試し】
「試し」の美化語。特に、食料品・酒類・化粧品などを試食・試飲・試用すること。家具・住宅などの試用もある。無料・有料を問わずいう。「—品」
おため‐しゃ【御為者】
もっぱら主人の利益になるように努める者。領民から重税を徴収する家臣の類。おためもの。「世間いづれの御家にも、—といふ出来出頭人(できしゅっとうにん)ありて」〈仮・可笑記・一〉
おため‐すじ【御為筋】
商家などからみて、利益になる客筋。
お‐たより【御便り】
「たより(便り)2」の尊敬語・美化語。 [補説]「先生からのお便りを読む」は尊敬語、「彼のお便りを見せてもらう」は美化語。
お‐たらい【御盥】
女性の髪形の一。笄(こうがい)に髪を打ち違いに巻いたもの。
オタリア【otaria】
アシカ科の哺乳類。南アメリカ近海に分布。頭胴長2メートルほど。