お‐とぼけ【御恍け/御惚け】
わざと知らないふりをすること。しらばくれること。「—がうまい」
おと‐ぼね【音骨】
《「おどぼね」とも》 1 音声を卑しめていう語。「—立つるな、女め」〈浄・油地獄〉 2 音声を出す口・のどを卑しめていう語。「大言の吐くその—、おっつけ踏みさいてくれんず」〈浄・先代萩〉
お‐とまり【御泊(ま)り】
「泊まり1」の尊敬語・美化語。 [補説]「どちらにお泊まりですか」は尊敬語、「友達の家にお泊まりに行く」は美化語。
おとみ‐づわり【弟見悪阻】
乳児のある母親が妊娠してつわりになったため、その乳児が乳離れをして起こす栄養失調症。
おと‐みや【弟宮】
弟または妹である宮。「—のうぶやしなひを、姉宮のし給ふ見るぞ」〈大鏡・道長上〉
おとみ‐よさぶろう【お富与三郎】
歌舞伎狂言「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」およびその影響を受けた諸作品の登場人物。博徒赤間源左衛門の妾お富と、小間物商伊豆屋の若旦那与三郎。
おと‐むすこ【弟息子/乙息子】
長男に対し、それより下の息子。また、末の息子。「それがしは故河津が—、祐成が弟箱王丸と申して」〈浄・五人兄弟〉
おと‐むすめ【弟娘/乙娘】
長女に対し、それより下の娘。また、末の娘。「愛娘(まなむすめ)といへ、—といへ」〈催馬楽・我が門に〉
お‐とむらい【御弔い】
「弔い」の尊敬語・美化語。 [補説]「お弔いに参列する」は尊敬語、「町内でお弔いがある」は美化語。
おと‐め【乙女/少女】
《「おと」は、動詞「お(復)つ」と同語源で、若々しいの意。本来は「おとこ」に対する語。「乙」は後世の当て字》 1 年の若い女。また、未婚の女性。むすめ。しょうじょ。処女。「—の悩み」「—壮士(...