おどし【威/縅】
鎧(よろい)の札(さね)を革や糸で結び合わせること。また、その革や糸。 [補説]「縅」は国字。
おどし【脅し/威し/嚇し】
1 おどすこと。脅迫。恐喝。「—をかける」「—がきく」 2 田畑に来る鳥獣をおどすもの。案山子(かかし)など。
おどし‐げ【威毛】
鎧(よろい)の札(さね)をおどした糸や革。毛。→威
おどし‐つ・ける【脅し付ける】
[動カ下一][文]おどしつ・く[カ下二]ひどくおどす。「大声で—・ける」
おどし‐てっぽう【威し鉄砲】
鳥獣などをおどして追い払うための空砲。威し銃。
おどし‐と・る【脅し取る】
[動ラ五(四)]脅迫して人から物を取る。「金を—・る」
おどし‐もんく【脅し文句】
人をこわがらせる言葉。「—を並べる」
お‐どしゃ【御土砂】
密教で行う土砂加持(どしゃかじ)に用いる、洗い清めた白砂。おどさ。
御土砂(おどしゃ)を掛(か)・ける
《御土砂を掛けると、硬直した死体も和らぐというところから》お世辞を言うなどして相手の心を和らげる。おべっかを使う。→御土砂