おに‐もじ【鬼綟】
麻糸または太い綿糸で紗織りにした目の粗い布。「麻袴に—の肩衣(かたぎぬ)」〈浮・永代蔵・二〉
鬼(おに)も十八(じゅうはち)番茶(ばんちゃ)も出花(でばな)
鬼でも年ごろになれば少しは美しく見え、番茶でもいれたばかりは香りがある。器量が悪くても年ごろになれば少しは娘らしい魅力が出てくるということのたとえ。
お‐にもつ【御荷物】
1 持ち主を敬って、その荷物をいう語。「—をお持ちいたしましょう」 2 「荷物2」に同じ。「仲間の—になる」
おに‐もの【鬼物】
狂言の分類の一。和泉流で、鬼・閻魔(えんま)・雷の登場するもの。鷺(さぎ)流では鬼事、大蔵流では山伏物も含め、鬼山伏狂言という。→鬼畜物(きちくもの)