おの‐づくり【斧旁】
漢字の旁(つくり)の一。「断」「斬」などの「斤」の称。
おの‐づま【己妻/己夫】
自分の配偶者。妻、または夫。「他夫(ひとづま)の馬より行くに—し徒歩(かち)より行けば」〈万・三三一四〉
斧(おの)の柄(え)朽(く)つ
《「述異記」にみえる爛柯(らんか)の故事から》何かに心を奪われているうちに思わず長い時間を過ごしてしまうことのたとえ。→爛柯(らんか)
おのの・く【戦く/慄く】
[動カ五(四)]恐ろしさ・寒さ・興奮などのために、からだや手足が震える。わななく。「恐怖に—・く」「期待に—・く」
おのは‐いっとうりゅう【小野派一刀流】
江戸時代、小野忠明を祖とする剣術の流派。
おの‐はじめ【斧始め】
1 「手斧(ちょうな)始め1」に同じ。 2 新年に初めて斧で木を切ること。《季 新年》「音のきて雑木山すそ—/爽雨」
お‐のぼり【御上り】
上京すること。また、その人。
おのぼり‐さん【御上りさん】
田舎から見物などのため都会に出てきた人を、からかっていう語。
おの‐ぼれ【己惚れ】
「うぬぼれ」に同じ。「そういうと、—になるようですが」〈漱石・こゝろ〉
おの‐ぼ・れる【己惚れる】
[動ラ下一]「うぬぼれる」に同じ。「あの方は少し—・れ過ぎてる所があるのよ」〈漱石・明暗〉