おい‐あが・る【生ひ上がる】
[動ラ四]上の方へ生え伸びる。「つくろはせ給ひし前栽、植木どもも、心に任せて—・り」〈栄花・月の宴〉
お‐ひい‐さま【御姫様】
「おひめさま」の音変化。
おい‐い・ず【生ひ出づ】
[動ダ下二] 1 生まれ出る。生えて出る。はえ出る。「水底(みなそこ)に生ふる玉藻の—・でずよしこのころはかくて通はむ」〈万・二七七八〉 2 育って大きくなる。成長する。「何事も勝(すぐ)れて見...
おい‐う・つ【追ひ撃つ/追ひ討つ/追ひ打つ】
[動タ四] 1 逃げる敵を追いかけ、重ねて攻撃する。追撃する。「設けし弦を採り出(い)だして、更に張りて—・ちき」〈記・中〉 2 相手の弱みにつけこむ。「此の女の方より帯、着物、頭巾—・っての恋...
おい‐う・つ【追ひ棄つ】
[動タ下二]追い出して捨てる。追放する。「俄(にはか)に親、この女を—・つ」〈伊勢・四〇〉
お‐ひえ【御冷え】
麻布・木綿などの綿入れの夜着(よぎ)。北のもの。「そなたの寝巻の—も貸して」〈浄・大経師〉
おひかえ‐なすって【御控えなすって】
[連語]やくざ、香具師(やし)が仁義を切るとき、最初に言う言葉。→仁義を切る
お‐ひがし【お東】
東本願寺、または浄土真宗の大谷派のこと。⇔お西(にし)。
お‐ひがら【御日柄】
「日柄」を丁寧にいう語。「本日はまことに—もよく」
お‐ひがん【御彼岸】
雑節の一つである彼岸、または彼岸会(ひがんえ)のこと。→彼岸