おぼし‐めし【思し召し】
1 相手を敬って、その考えや気持ちをいう語。お考え。ご意向。「神の—にかなう」「せっかくの—ですが」 2 金額を相手の考えに任せること。お志。「ご喜捨は—で結構です」 3 異性にひかれる気持ち。...
おぼし‐め・す【思し召す】
[動サ五(四)]《「おもほしめす」の音変化》「思う」の尊敬語。「おぼす」より敬意が高い。 1 お思いになる。お考えになる。「ばかなやつと—・してお許しください」 2 心を向けて、大切にお思いにな...
おぼ・す【思す】
[動サ四]《「おもほす」の音変化》「思う」の尊敬語。 1 お思いになる。お考えになる。「そもそもいかやうなる心ざしあらむ人にか、あはむと—・す」〈竹取〉 2 心を向けて、大切にお思いになる。お目...
おぼ‐ち
《「おぼ」は心のふさがる意。「ち」は釣り針》釣り針をのろっていう語。持ち主を不幸にするよくない釣り針。「この鉤は、—」〈記・上〉
オボック【Obock】
ジブチ東部の港町。アデン湾の支湾、タジュラ湾の北岸に位置する。フランス租借地時代の19世紀末の一時期、ジブチに代わりフランス領ソマリランドの主要港となった。
お‐ぼっちゃん【御坊ちゃん】
1 他人の息子を敬っていう語。 2 世間を知らない男をあざけっていう語。「いくつになっても—で困る」
おぼつか‐な・い【覚束無い】
[形][文]おぼつかな・し[ク] 1 物事の成り行きが疑わしい。うまくいきそうもない。「昨年並みの収穫は—・い」「今の成績では合格は—・い」 2 はっきりしない。あやふやである。「—・い記憶をた...
おぼと・る
[動ラ四]乱れ広がる。「莢(ざうけふ)に延(は)ひ—・れる屎葛(くそかづら)絶ゆることなく宮仕へせむ」〈万・三八五五〉 [動ラ下二] 1 に同じ。「(ススキガ)冬の末まで、かしらのいとし...
おぼほ・し
[形シク]《「おほほし」「おぼぼし」とも》 1 おぼろげである。ぼんやりしている。「雲間よりさ渡る月の—・しく相見し児らを見むよしもがも」〈万・二四五〇〉 2 心が沈んで晴れない。「玉桙(たまほ...
おぼほ・す【思ほす】
[動サ四]《「おもほす」の音変化か》「思う」の尊敬語。お思いになる。「見も知らずをかしく—・して歩み入り給へど」〈とりかへばや・三〉