おまし‐どころ【御座所】
貴人の居室。ござしょ。おまし。「—の塵(ちり)払ひそそくりて」〈落窪・一〉
おましま・す
[動サ四]《「おおまします」の音変化か》「ある」「居る」の尊敬語。おいであそばす。おわします。「仁和(にんな)のみかど、みこに—・しける時に」〈古今・春上・詞書〉
お‐まじない【御呪い】
「呪(まじな)い」に同じ。
お‐まじり【御交じり/御混じり】
重湯(おもゆ)の中に飯粒のまじったもの。病人・乳児用の食物。
おま・す
《「おまらす」の音変化》 [動サ四] 1 与える、の意の謙譲語。差し上げる。「二人の衆にも酒—・せ」〈浄・博多小女郎〉 2 (補助動詞)…してあげる、の意の謙譲語。「御機嫌を直す囃子物を教へて...
おま・す
[動サ特活] 1 「ある」「居る」の丁寧語。あります。ございます。「お母はんの旦那が—・す」〈宇野浩二・苦の世界〉 「このふけのとれることが—・すがな」〈滑・膝栗毛・五〉 2 (補助動詞)…であ...
お‐ませ
[名・形動]ませていること。また、そのさまや、そのような子供。早熟。「—な女の子」
お‐まち【御町】
1 江戸時代、町役人の集会所。町会所(まちかいしょ)。 2 「おちょう(御町)」に同じ。
お‐まち【雄町】
水稲の一品種。晩生種で、西日本で多く栽培。酒造米として最優良といわれる。
お‐まちかね【御待(ち)兼ね】
待ち兼ねていることを、その人を敬っていう語。「お連れ様が—でございます」