お‐ゆ【御湯】
「湯1・2」の美化語。
お・ゆ【老ゆ】
[動ヤ上二]「おいる」の文語形。
お‐ゆうぎ【御遊戯】
「遊戯2」の美化語。
お‐ゆどの【御湯殿】
1 「湯殿」の尊敬語・美化語。 2 清涼殿の北西、後涼殿に続く渡殿(わたどの)にある、天皇が沐浴する部屋。 3 「御湯殿の儀式」の略。 4 御湯殿の儀式に奉仕する女房。 5 近世、大名などの湯あ...
おゆどの‐の‐うえ【御湯殿の上】
1 清涼殿の西廂(にしびさし)北端にある、近侍の女官の詰め所。西側に御湯殿がある。 2 院・女院・将軍などの殿舎の、御湯殿近くにある侍女の詰め所。
おゆどののうえのにっき【御湯殿上日記】
清涼殿の御湯殿の上の間に奉仕する代々の女官がつけた仮名書きの日記。文明9年(1477)から貞享4年(1687)のものが伝存。宮中儀式や女房詞などを知るうえで貴重な史料。
おゆどの‐の‐ぎしき【御湯殿の儀式】
皇子誕生のとき、吉日を選んで産湯(うぶゆ)を使わせる儀式。御湯殿始め。「—をはじめて、御弦打ち、書(ふみ)読む人も」〈夜の寝覚・五〉
おゆどの‐はじめ【御湯殿始め】
1 「御湯殿の儀式」に同じ。 2 鎌倉時代以降、武家で正月に行われた、その年初めて入浴する儀式。
お‐ゆび【指】
1 ゆび。および。「左の—にて強くとらへ」〈読・雨月・夢応の鯉魚〉 2 親ゆび。おおゆび。「『…まづこれほどな大きさでおぢゃる』と言ひて—を見する」〈虎明狂・察化〉
おゆみ‐の‐しんじ【御弓の神事】
正月(多くは小正月)に、神前で矢を射る神事。元来魔よけのためとされたが、年占・武芸の奉納などの意義をもつようになった。奉射(ぶしゃ)。