女心(おんなごころ)と秋(あき)の空(そら)
女の男に対する愛情は、秋の空模様のように変わりやすいということ。「男心と秋の空」が本来のかたち。
おんな‐ごろし【女殺し】
多くの女を迷わせる好男子。女たらし。
女(おんな)賢(さか)しくて牛(うし)売(う)り損(そこ)なう
女が利口なようすをしてでしゃばると、かえってその浅知恵を見すかされて物事をやりそこなうことのたとえ。
女(おんな)三人(さんにん)寄(よ)れば姦(かしま)しい
《「女」の字を三つ合わせるとやかましい意の「姦」の字になるところから》女はおしゃべりで、三人集まるとやかましい。
おんな‐さんのみや【女三の宮】
第3皇女。 源氏物語に登場する女性。朱雀院(すざくいん)の第3皇女。院の計らいで光源氏の妻となるが、柏木と密通し、薫(薫大将)を産んだのを恥じて出家する。入道の宮。にょさんのみや。
おんな‐ざか【女坂】
高所にある神社・仏閣などに通じる2本の坂道のうち、傾斜の緩やかなほうの坂。→男坂 [補説]書名別項。→女坂
おんなざか【女坂】
円地文子の小説。明治時代、封建的な家に嫁いだ女性の半生を描く。昭和32年(1957)刊行。同年、第10回野間文芸賞受賞。
おんな‐ざかり【女盛り】
女性の、心身ともに成熟して最も美しい年ごろ。
おんな・し【女し】
[形シク]いかにも女らしい。「いとおほどかに—・しきものから、気色づきてぞおはするや」〈源・野分〉
おんなじ【同じ】
《「おなじ」の撥音添加。「おんなし」とも》 [形動]「おなじ」に同じ。「二人は体重が—だ」 [副]「おなじ」に同じ。「—勉強するなら、もっとしっかりやれ」