お‐ふたかた【御二方】
「二方2」に同じ。
お‐さん【御三/御爨】
1 台所で働く下女の通称。おさんどん。「台所にては—が器物洗う音ばかりして」〈露伴・五重塔〉 2 台所仕事。おさんどん。「—もする、お針もする」〈蘆花・思出の記〉 [補説]貴族の屋敷の奥向き「御...
おさん‐どん【御三どん】
《「どん」は接尾語》「御三(おさん)」に同じ。
お‐さんじ【御三時】
午後3時ごろに食べる間食。おやつ。
おろく‐ぐし【お六櫛】
長野県木曽郡藪原(やぶはら)の名物のすき櫛。黄楊(つげ)などで作り、歯が細く、密で長い。江戸中期にお六という女性が作り広めたという。
おしち‐きちさ【お七吉三】
江戸本郷の八百屋の娘お七と、その恋人である寺小姓の吉三郎。また、この二人を題材にした浄瑠璃・歌舞伎などの通称。「八百屋お七」「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」など。→八百屋お七
お‐しちや【御七夜】
1 子供が生まれて7日目。また、その祝い。この日、赤ん坊に名をつけることが多い。 2 浄土真宗の報恩講のこと。8日7夜にわたって行われるところからいう。
おしち‐かぜ【お七風】
享和年間(1801〜1804)ごろ、江戸本郷の八百屋お七の放火事件のあとではやった流行性感冒(インフルエンザ)。
お‐やつ【御八つ】
《八つ時(どき)に食べたところから》午後3時前後に食べる間食。また、一般に間食のこと。お三時。
おやえ【お八重】
文芸評論家、石橋忍月による小説。明治22年(1889)4月発表。