かが‐ぞめ【加賀染】
1 加賀絹を染める方法。また、その染め物。梅染めを何度も繰り返した黒梅染や、加賀友禅など。加賀兼法(かがけんぽう)。 2 染め色の名。黄みを帯びた赤色。
かがち【酸漿】
ホオズキの古名。「目は赤—の如くして」〈記・上〉
かが‐とび【加賀鳶】
1 江戸時代、加賀藩前田家が江戸藩邸で召し抱えておいた鳶職人で編成した火消し。装束が美麗で、大藩召し抱えの特権意識を持ち、一般の町火消しとの間で争いが多かった。 2 歌舞伎狂言「盲長屋梅加賀鳶(...
かが‐なべ‐て【日日並べて】
[連語]《名詞「かが(日日)」+動詞「な(並)ぶ」の連用形+接続助詞「て」》日数を重ねて。「—夜には九夜(ここのよ)日には十日を」〈記・中・歌謡〉
かが‐の‐いっこういっき【加賀の一向一揆】
長享2年(1488)加賀の一向宗門徒の僧侶・国人・農民らが守護の富樫政親を倒し、以後90余年にわたって加賀一国内を支配・運営した一揆。
かが‐の‐くに【加賀国】
⇒加賀
かかはゆ・し
[形ク]《「かがはゆし」とも》 1 まぶしい。「迎ひ火の馳走過ぎて—・しと思へるにや」〈鶉衣・幽霊説〉 2 おもはゆい。てれくさい。また、はれがましい。「—・き場に指(さ)し出でたる事、越度(を...
かがふり【冠】
1 かんむり。「次に投げ棄つる御—になれる神の名は」〈記・上〉 2 《古くは位階によって冠の色が違ったところから》位階。「このころの我が恋力(こひぢから)記し集め功(くう)に申さば五位の—」〈万...
かがふ・る【被る】
[動ラ四] 1 かぶる。「麻衾(あさぶすま)引き—・り」〈万・八九二〉 2 上の人からの仰せ言などを受ける。賜る。「天皇の敦(あつ)きめぐみを—・りて」〈記・下〉
かが‐ぶし【加賀節】
1 室町時代に流行した小歌。加賀国から出た遊女(加賀女(かがめ))が都で歌いはやらせたものという。 2 「嘉太夫節(かだゆうぶし)」に同じ。 3 万治・寛文(1658〜1673)のころ、江戸で歌...