かき‐やく【書(き)役】
文書の草稿・下書きを作ったり、会議の内容などを記録したりする人。書記。
かき‐やね【牡蠣屋根】
⇒牡蠣殻葺(かきがらぶ)き
かき‐やぶ・る【掻き破る】
[動ラ五(四)]つめや刃物などでひっかいて裂く。また、ひっかいて傷つける。「夜中には物置の戸を爪で—・って外へ出ようとした」〈漱石・硝子戸の中〉
かきやまぶし【柿山伏】
狂言。山伏が柿を盗み食いしているのを持ち主に見つかり、さんざんなぶられたあげく、鳶(とび)のまねをして木から飛び降り、腰をしたたかに打つ。
かき‐や・る【書き遣る】
[動ラ四] 1 手紙などを書いて送る。「いかではるばると—・り給ふらむ」〈源・浮舟〉 2 すらすらと書き進める。「涙のこぼるるを、袖のいとまなく、え—・り給はず」〈源・御法〉
かき‐や・る【掻き遣る】
[動ラ四] 1 髪の毛を手で払いのける。「御髪(みぐし)のこぼれかかりたるを—・りつつ」〈源・総角〉 2 隅の方へ寄せる。「みなほかざまに火を—・りて」〈枕・二九八〉