かぐら‐じし【神楽獅子】
1 神前で神楽として奉納する獅子舞。 2 御神体として獅子頭を奉じて家々を回り、祓(はらい)・祈祷(きとう)などを行う獅子舞。
かぐら‐すず【神楽鈴】
神楽を舞うときに用いる鈴。小さい鈴を12個または15個つないで柄をつけたもの。歌舞伎舞踊の三番叟(さんばそう)などにも用いる。
かぐら‐せん【神楽銭】
神楽を舞わせた礼として納める金銭。
かぐら‐だいこ【神楽太鼓】
里神楽に用いる大太鼓。
かぐら‐づき【神楽月】
陰暦11月の異称。《季 冬》
かぐら‐でん【神楽殿】
神社の境内に設けた、神楽を奏するための建物。神楽堂。
かぐら‐どう【神楽堂】
1 「神楽殿」に同じ。 2 江戸時代の歌舞伎劇場で、観客席の名称の一。桟敷(さじき)の一部が1に似るところからの称。 3 神楽を舞う巫女(みこ)。「—逃げた翌日(あした)は母が出る」〈柳多留・初〉
かぐら‐ぶえ【神楽笛】
宮廷の御神楽(みかぐら)に用いる横笛。歌口のほか六つの指孔があり、七つの指孔の雅楽の横笛(竜笛(りゅうてき))より音律がやや低い。大和笛。太笛。
かぐら‐みこ【神楽巫女】
神楽を奏する女性。かぐらめ。かぐらひめ。
かぐら‐めん【神楽面】
神楽2に使う仮面。男神面・女神面などのほか、おかめ・ひょっとこ・天狗・狐(きつね)などがある。