かけ‐あい【掛(け)合い/懸(け)合い】
1 互いに掛けること。「技の—」「水の—」 2 要求などについて先方と話し合うこと。交渉。談判。「地主に—に行く」 3 一つの事を二人以上が交互にすること。また、その演芸。掛け合い話、掛け合い万...
かけあい‐ばなし【掛(け)合い話】
寄席演芸の一。まじめな役ととぼけた役の二人の芸人が、こっけいな対話をするもの。明治時代に盛行した。漫才の先行演芸。
かけあい‐まんざい【掛(け)合い万歳】
二人または数人が、こっけいなせりふをやり取りする万歳。
かけ‐あ・う【掛(け)合う/懸(け)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに掛ける。「声を—・う」 2 要求について先方と話しあう。交渉する。談判する。「家賃について大家と—・う」 3 匹敵する。照応する。「猫の一年は人間の十年に—・う」〈...
かけ‐あ・う【駆け合ふ】
[動ハ四] 1 馬を走らせて、攻めかかる。「同じう死なば、よからう敵(かたき)に—・うて、大勢の中でこそ打ち死にをもせめ」〈平家・九〉 2 駆けつける。「火事などといふ時も—・ひ、物事頼もしく思...
かけあおい【懸葵】
俳誌。明治37年(1904)、中川四明の主宰により創刊。大谷句仏が編集を引き継ぐ。句仏没後の昭和19年(1944)まで発行され、終刊。
かけ‐あがり【駆(け)上(が)り/駈け上(が)り】
寄席芸人が楽屋入りして、休憩もとらないで高座に出ること。滑り込み。
かけ‐あが・る【駆(け)上(が)る/駈け上(が)る】
[動ラ五(四)]走って上がる。かけのぼる。「二階に—・る」
かけ‐あきない【掛(け)商い】
掛け売りでする商売。⇔現金商い。
かけ‐あし【駆(け)足/駈け足】
1 やや速めに走ること。「—で行く」 2 物事を大急ぎでするさま。「ヨーロッパを—で見て回る」 3 (「駈歩」「駆歩」と書く)馬術で、馬を速く走らせること。また、その走り方。速度は普通、1分間3...