かけ‐て【掛けて】
[副] 1 心にかけて。「山越しの風を時じみ寝(ぬ)る夜おちず家なる妹を—しのひつ」〈万・六〉 2 ちょっと。少しでも。「この人の御ことをだに—聞き給ふは」〈源・夕霧〉 3 (下に打消し・反語の...
かけ‐て【掛けて】
[連語] 1 (「…にかけては」の形で用いる)…に関しては。…については。「早起きに—は彼の右に出る者はいない」 2 (「…から…にかけて」「…から…へかけて」の形で)ある所・時から他の所・時ま...
かけて‐も【掛けても】
[副] 1 少しでも。「年ごろ殿しろしめすと、承らましかば」〈落窪・三〉 2 (下に打消しの語を伴う)少しも。いささかも。全然。「—この方には言ひ出づることなくて」〈源・須磨〉