かけり【翔】
1 能の働き事の一。修羅物で戦闘の苦患(くげん)、狂女物で狂乱のさまなど興奮状態を表す。また、その囃子(はやし)。大鼓・小鼓に笛をあしらう。 2 歌舞伎下座音楽の一。1が転じたもの。大鼓・小鼓に...
かけ・る【翔る/駆ける】
[動ラ五(四)] 1 鳥や飛行機などが、空高く飛ぶ。飛翔(ひしょう)する。「大空を—・る鷲(わし)」 2 (駆ける)速く走る。「血眼になって行手を見つめて—・って居るさまは」〈寅彦・伊太利人〉 ...
か・ける【欠ける/缺ける/闕ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二] 1 かたい物の一部分が壊れてとれる。「コップが—・ける」「歯が—・ける」 2 そろうべきものの一部分、または必要なものが抜けている。脱落する。「メンバーが一人...
か・ける【掛ける/懸ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二] 1 ㋐高い所からぶらさげる。上から下にさげる。垂らす。「すだれを—・ける」「バッグを肩に—・ける」 ㋑目につくように高い所に掲げる。「看板を—・ける」「獄門に...
か・ける【駆ける/駈ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二] 1 速く走る。疾走する。「駅まで—・けて行く」「鹿が野を—・ける」 2 馬に乗って走る。「草原を馬で—・ける」 3 攻め進む。騎馬で進撃する。「梶原五百余騎お...
か・ける【賭ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二]《「掛ける」と同語源》 1 勝負事や当てっこなどで、勝った者、当たった者などが取る約束で金品などを出す。「トランプに金を—・ける」 2 当てっこなどで、そのほう...
かけろま‐じま【加計呂麻島】
鹿児島県、奄美(あまみ)大島の南にある島。面積77.15平方キロメートル。大島郡瀬戸内町に属す。佳奇呂麻島(かきろまじま)。
かけ‐わた・す【掛(け)渡す/架(け)渡す】
[動サ五(四)] 1 こちらから向こうへ渡して、かける。「小川に丸太を—・す」 2 一面にかける。かけつらねる。「御簾青やかに—・して」〈源・蛍〉
か‐けん【花瞼】
花のように美しいまぶた。美人のまぶた。「妾の齢既に長して—春暮れ」〈織田訳・花柳春話〉
か‐けん【家眷】
同じ家の人々。同族の人および付き従う者。一家眷属。「大将並びにその—諸軍官の前に於て」〈中村訳・西国立志編〉