かけこみ‐うったえ【駆(け)込み訴え】
江戸時代の越訴(おっそ)の一。町役人などの手を経る正規の手続きをとらず、評定所・奉行所、または幕府の重臣、領主などに直接訴え出ること。特別の理由がないかぎり、受理されなかった。駆け込み願い。駆け...
かけこみ‐じゅよう【駆(け)込み需要】
製造や販売の中止、値上げや税率の引き上げなどの直前に、今のうちに買っておこうという客が増えて、商品やサービスへの需要が増加すること。
かけこみ‐じょうしゃ【駆(け)込み乗車】
発車のために扉を閉めようとしている電車やバスなどに、走って乗り込むこと。
かけこみ‐でら【駆(け)込み寺】
1 ⇒縁切り寺 2 何か困ったことがあったときに相談に乗ってくれる人や機関。「トラブルに遭った顧客の—となる」
かけ‐こ・む【駆(け)込む/駈け込む】
[動マ五(四)] 1 走って中に入る。「軒先に—・む」「慌てて終電に—・んだ」 2 助けを求めて急いで相談に行く。「風邪が悪化して病院に—・む」「振り込め詐欺にあって警察に—・む」 3 押しかけ...
かけ‐こ・む【掛け込む】
[動マ下二]鍵を掛けて門戸を閉ざす。「その遣戸(やりど)—・めて」〈落窪・二〉
かけ‐こも・る【掛け籠もる】
[動ラ四]鍵を掛けて、閉じこもる。「睡(ねぶ)たければ、昼も—・りて」〈徒然・六〇〉
かけ‐ご【掛(け)子/懸け籠】
1 箱の縁に掛けて、その中にはまるように作った平たい箱。 2 《1が箱の底を隠すところから》隔て心。隠し事。底意。「ことばにも虚言(きょごん)なく心にも—なし」〈浄・嫗山姥〉
かけ‐ご【賭(け)碁】
金品を賭けて打つ碁。
かけ‐ごい【掛け乞ひ】
「掛け取り」に同じ。《季 冬》「惣じて—の、無常を観ずる事なかれ」〈浮・永代蔵・五〉