か‐こ【水夫/水手】
《「か」は梶(かじ)、「こ」は人の意》舟をこぐ人。また、船乗り。船頭。「月読(つくよみ)の光を清み夕なぎに—の声呼び浦廻(うらみ)漕ぐかも」〈万・三六二二〉
か‐こ【鹿子】
《「かご」とも》シカ。また、シカの子。「名児(なご)の海を朝漕ぎ来れば海中(わたなか)に—そ鳴くなるあはれその—」〈万・一四一七〉
か‐こ【鉸具】
1 革帯などの留め金具。革緒の端を通す鉸具頭(かこがしら)という鐶(かん)と、革緒の穴に通す刺鉄(さすが)とからなる。帯・甲冑(かっちゅう)などに用いる。尾錠(びじょう)。かく。 2 馬具の部分...
か‐こ【過去】
1 現在より以前の時。過ぎ去った時。昔。「—を振り返る」 2 好ましくない経歴・前歴。「—を清算する」 3 仏語。三世(さんぜ)の一。この世に生まれる前の世。前世。過去世。 4 文法で、ある時点...
か‐こ【課戸】
律令制で、課口(かこう)がいる戸。
かこい【囲い】
1 周囲を取り巻くこと。「苗木にわらで—をする」 2 周囲を取り巻くもの。特に、塀や垣根など。「畑に—をする」 3 野菜などを出盛りの季節の後まで蓄えておくこと。また、その場所。「—がきく」 4...
かこい‐おんな【囲い女】
「囲い者」に同じ。
かこい‐こみ【囲い込み】
1 外へ出ないよう囲いの中に入れること。中に取り込むこと。「羊の—」 2 他者に取られないよう確保すること。「人材の—」 3 ⇒エンクロージャー
かこい‐こ・む【囲い込む】
[動マ五(四)] 1 囲いを作って中へ入れる。取り込む。「柵を作って羊を—・む」 2 手元に集めた資金・資材・人員などを、他者に取られないよう確保する。「顧客を—・む」
かこい‐ごめ【囲い米】
「かこいまい」に同じ。