かご‐やく【駕籠役】
1 江戸時代、江戸市中の貸し駕籠業者に課した税。 2 駕籠を担ぐ役目の者。
かご‐やろ【駕籠遣ろ】
[連語]駕籠かきが客に「駕籠をやろ」と呼びかける声。また、転じて、駕籠かき。「天下は夜中八つ過ぎ、廓(くるわ)は恋の昼中や、—ばかりぞ寝声なり」〈浄・淀鯉〉
かご‐わき【駕籠脇】
1 駕籠のそば。 2 貴人の乗っている駕籠の左右に付き添っていく役。また、その人。駕籠回り。
かご‐わたし【籠渡し】
架橋できない深い谷や断崖(だんがい)、また、急流のために舟が渡せない場所で、綱を両岸に渡して籠をつり、中に人や物を入れて手繰り渡す装置。かごのわたし。ざる渡し。
か‐ごん【過言】
1 大げさすぎる言い方。言いすぎ。かげん。「実力では世界一と言っても—ではない」 2 度を過ぎた言葉。無礼な言葉。かげん。「酒の力で雑言—を并(なら)べ立つれば」〈鉄腸・花間鶯〉