ずしょ‐りょう【図書寮】
1 律令制で、中務(なかつかさ)省に属し、書籍・経典や紙・筆・墨などを管掌し、また、国史編纂(へんさん)をつかさどった役所。ふみのつかさ。 2 明治官制で宮内省に属し、主として皇統譜の編集、詔勅...
ないやく‐し【内薬司】
律令制で、中務(なかつかさ)省に属し、宮中の薬・香の管理・調合などをつかさどった役所。うちのくすりのつかさ。
さい【宰】
[常用漢字] [音]サイ(呉)(漢) 1 切って料理する。料理人。「庖宰(ほうさい)」 2 つかさどる。取り仕切る。「宰領/主宰」 3 つかさ。長。「宰相/家宰・太宰(たいさい・だざい)」 [名...
ちゅうぐう‐しき【中宮職】
律令制で、中務(なかつかさ)省に属し、中宮に関する事務をつかさどった役所。なかのみやのつかさ。
さけ‐の‐つかさ【酒司】
1 「造酒司(みきのつかさ)」に同じ。 2 後宮十二司の一。造酒司で醸造のことをつかさどった役。みきのつかさ。しゅし。
だざい‐ふ【大宰府】
律令制で、九州および壱岐(いき)・対馬(つしま)を管轄し、また、外交・海防などに当たった役所。長官の帥(そち)以下の四等官のほか祭祀(さいし)をつかさどる主神(かんづかさ)が置かれた。平安時代以...
しゅ‐れい【主鈴】
律令制で、中務(なかつかさ)省に属し、駅鈴・伝符や内印の押捺(おうなつ)などをつかさどった役。すずのつかさ。
とのも‐りょう【主殿寮】
1 律令制で、宮内省に属し、宮中の清掃、灯燭(とうしょく)・薪炭など火に関すること、行幸時の乗り物、調度の帷帳などのことをつかさどった役所。とのもりのつかさ。とのもづかさ。とのもりりょう。しゅで...
たかくら‐の【高座の】
[枕]高座の上に御蓋(みかさ)がつるされるところから、「みかさ」にかかる。「—三笠(みかさ)の山に鳴く鳥のやめば継がるる恋もするかも」〈万・三七三〉
てん‐やく【典鑰/典鎰】
律令制で、中務(なかつかさ)省に属し、監物(けんもつ)とともに諸司の倉の鍵をつかさどった役。鎰取(かぎとり)。かぎのつかさ。