か‐さん【家山】
《「かざん」とも》ふるさと。故郷。「頭(かうべ)を—の雲に回(めぐ)らし」〈太平記・二〇〉
か‐ざ【冠者】
《「かじゃ」の直音表記》「かんじゃ(冠者)」に同じ。「—の君の御さま」〈源・少女〉
か‐ざ【跏坐】
「結跏趺坐(けっかふざ)」の略。
かざ【風】
[語素]《「かぜ(風)」の、複合語を作るときの形》他の語の上に付いて、「かぜ」の意味を表す。「—車(かざぐるま)」「—上(かざかみ)」「—穴(かざあな)」
かざ【香/香気/臭気】
におい。かおり。「お酒の—がして」〈上司・鱧の皮〉
かざ‐あし【風脚/風足】
風の吹く速さ。風速。
かざ‐あな【風穴】
1 風が吹き通る穴やすきま。障子の破れ穴など。 2 通風・換気のために壁や窓にあけた穴。かざぬき。 3 山腹などにある大きな奥深い穴。夏、冷風が吹き出る。ふうけつ。
風穴(かざあな)を開(あ)・ける
1 槍・鉄砲の弾丸などで、胴体を貫く。「どてっぱらに—・けてやるぞ」 2 転じて、閉塞感のある組織や事態などに新風を吹き込む。「寡占市場に—・ける」
か‐ざい【家財】
1 一家の財産。 2 家にある家具・調度・衣類などの道具類。
か‐ざい【歌材】
歌の素材。和歌を詠む材料。