よう‐えん【妖艶/妖婉】
[名・形動]あやしいほどになまめかしく美しいこと。また、そのさま。「—なほほえみ」 [派生]ようえんさ[名]
ゆかし・い【床しい/懐しい】
[形][文]ゆか・し[シク]《動詞「行く」の形容詞化。心ひかれ、そこに行きたいと思う意。「床」「懐」は当て字》 1 気品・情趣などがあり、どことなく心がひかれるようである。「—・い人柄」「古都の...
よう‐ふ【妖婦】
男性を惑わす、なまめかしく美しい女性。妖女。バンプ。
ゆ【柚】
ユズ。また、ユズの実。《季 秋 花=夏》「一片の葉の真青なる—の実かな/蛇笏」「三輪漬(みつわづけ)は—の香ゆかしく」〈露伴・五重塔〉
よう‐れい【妖麗】
[名・形動]あやしいまでになまめかしく美しいこと。また、そのさま。「—な美女」
よう‐や【妖冶】
[名・形動]なまめかしく美しいこと。また、そのさま。妖艶。「この生き物の—な姿に」〈谷崎・人魚の嘆き〉
ゆう‐えん【幽艶/幽婉】
[名・形動]奥ゆかしく美しいこと。また、そのさま。「—な容姿」
やり‐く【遣り句】
連歌・俳諧の付合(つけあい)で、前句がむずかしくて付けにくいときや手の込んだ句が続いたときに、次の句を付けやすいように軽く付けること。また、その句。逃げ句。
み‐の‐さび【身の錆】
「身から出た錆(さび)」に同じ。「軽蔑の語気にて憎気に云わるるも我—と独おかしく」〈露伴・露団々〉
耳(みみ)留(とど)・む
「耳とむ」に同じ。「聞き置き給へる女(むすめ)なれば、ゆかしくて—・め給へるに」〈源・帚木〉