かじか・む【悴む】
[動マ五(四)]《古くは「かしかむ」》寒さのため手足が凍えて思うように動かなくなる。かじける。「手が—・んで箸(はし)が持てない」《季 冬》「—・む手女は千も万も擦る/誓子」
かじかわ‐まきえ【梶川蒔絵】
江戸幕府の御用蒔絵師の梶川家代々の作品。彦兵衛・久次郎らが名手として知られ、特に印籠蒔絵にすぐれていた。
か‐じき【加敷】
和船の部材で、船側の最下部をなす板。
かじ‐き【梶木/旗魚】
スズキ目メカジキ科のメカジキ、マカジキ科のマカジキ・クロカジキ・バショウカジキなどの海水魚の総称。長い紡錘形の体に、突出した強大な吻(ふん)をもつ。外洋を回遊する。かじきまぐろ。かじとおし。《季 冬》
かじき‐ざ【旗魚座】
南天の小星座。1月下旬の午後8時ごろ南中するが、日本からはほとんど見えない。星座の南部に大マゼラン雲がある。学名 (ラテン)Dorado
かじ‐きとう【加持祈祷】
一般に、病気・災難などをはらうために行う祈祷、または、その儀式。印を結び、真言を唱え、いくつかの象徴的器具を用いて行う。
かじき‐まぐろ【梶木鮪/旗魚鮪】
カジキの別名。
か‐じく【花軸】
花をつける枝・茎。
かじ・く【悴く】
[動カ下二]「かじける」の文語形。
かじ‐くろ・し
[形シク]堅苦しい。窮屈である。「よろづ—・しく、あたら夜終(よもすがら)新三十石に、乗合ひの心地するなり」〈浮・一代男・五〉