かた‐て【片手】
1 片方の手。隻手(せきしゅ)。 2 相対するものの一方。「舞台の—」 3 一組みのものの片方。また、一方にだけあること。「手袋の—」 4 《片手の指の数から》「五〇」「五万」など、五のつく数を...
かたて‐うち【片手打ち】
[名・形動ナリ] 1 刀を片手で持って切りつけること。片手切り。片手なぐり。「—に打ちけるが」〈太平記・二〉 2 「片手落ち」に同じ。「吟味もなされず、—のなされやう」〈浄・歌念仏〉
かたて‐おがみ【片手拝み】
両手を合わせず、片手だけで拝むこと。また、そのしぐさ。片合掌。
かたて‐おけ【片手桶】
一方にだけ取っ手のある桶。
かた‐ておち【片手落ち】
[名・形動]配慮や注意が一方にだけかたより、判断などの不公平なこと。また、そのさま。偏頗(へんぱ)。「—な(の)処置」
かたて‐じょうだん【片手上段】
片手に刀を持って上段に構えること。
かたて‐せいがん【片手正眼】
片手に刀を持って正眼に構えること。
かたて‐つき【片手突き】
片手に刀を持って突きを入れること。
片(かた)手(て)では足(た)りない
指折り数えて5指では足りない。数多くある。片手では済まない。→十指に余る
かたて‐なべ【片手鍋】
長い柄が片側にだけついている鍋。