かた‐ま【堅間】
目を細かく編んだ竹かご。勝間(かつま)。筐(かたみ)。「無目(まなし)—を以て浮け木に為(つく)りて」〈神代紀・下〉
かた‐まい【片舞】
東遊(あずまあそ)びを構成する駿河舞・求子舞(もとめごまい)の二つの舞のうち、求子舞だけを舞うこと。→諸舞(もろまい)
かた‐まえ【片前】
1 洋服の上着やコートなどで、打ち合わせが浅く縦1列のボタンで留めるようにしたもの。シングル。 2 着物の前を合わせたとき、外側になる部分。上前(うわまえ)。
かた‐まく【片幕】
1 能で、揚げ幕の客席から見て向かって右側を、少し片寄せて出入りすること。囃子方(はやしかた)・後見(こうけん)・語り間(あい)などの登場・退場に用いる。→半幕 →本幕 2 歌舞伎劇場の舞台と客...
かた‐ま・く【片設く】
[動カ下二] 1 ある季節や時をひたすら待つ。また、時が移ってその時期になる。近づく。「鶯鳴くも春—・けて」〈万・八三八〉 2 ひたすら心を向ける。傾注する。「夏麻引(なつそび)く命—・け刈りこ...
かだま・し【奸し/姧し/佞し】
[形シク]《動詞「かだ(奸)む」の形容詞化。「かたまし」とも》心がねじけている。性質がすなおでない。「—・しきもの朝にあって罪ををかす」〈平家・六〉
かた‐まち【片町】
「片側町(かたがわまち)」に同じ。
かた‐ま・つ【片待つ】
[動タ四]ひたすら待つ。「妹に逢(あ)ふとき—・つとひさかたの天の河原に月ぞ経にける」〈万・二〇九三〉
かた‐まつば【片松葉】
松葉杖の使い方の一。松葉杖を使った歩行訓練で、松葉杖を1本だけ使って移動すること。→両松葉 [補説]通常松葉杖は、けがをしていない足側の手でもち、けがの回復に伴って負傷した足に少しずつ体重をかけ...
かた‐まひ【片麻痺】
⇒へんまひ(片麻痺)