かえ‐おとり【替へ劣り】
物を交換して、前より劣ったものを得ること。悪いものにかえること。⇔替え優(まさ)り。「平家に源氏—したり」〈平家・八〉
かえ‐ことば【替へ詞/替へ言葉】
合い言葉。符牒(ふちょう)。「この若衆を墓原といへるは、一夜の情代銀三枚あげし—なり」〈浮・男色大鑑・六〉
かえさ・う【返さふ/反さふ】
[動ハ四]《動詞「かえ(返)す」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた語》 1 裏返して見る。「針袋取り上げ前に置き—・へばおのともおのや裏も継ぎたり」〈万・四一二九〉 2 思い返す。反省する...
かえ‐に・す【肯へにす】
[動サ変]《動詞「か(肯)ふ」の未然形+打消しの助動詞「ず」の古い連用形「に」+サ変動詞「す」から》…することを承諾しない。…することが許されない。「法師、前に居することを—・す」〈三蔵法師伝永...
かえ‐まさり【替へ優り】
取りかえた結果が前よりよくなること。⇔替え劣り。「げに—もや覚えまし」〈狭衣・一〉
かえり‐い・ず【帰り出づ】
[動ダ下二] 1 もといた所にもどって姿を見せる。「内侍のもとに—・でて」〈竹取〉 2 もといた所へかえるために、ある所を出る。「皆その急ぐべきものどもなど取り具しつつ—・で侍りにし」〈源・蜻蛉〉
か‐へい【寡兵】
少数の兵力。少ない軍兵。「—よく大軍を破る」
か‐へい【歌病】
⇒歌の病(やまい)
か‐へい【火兵】
火薬の爆発力で弾丸を発射する兵器。小銃・機関銃・火砲などの総称。火器。
か‐へい【花柄】
花軸から分かれ出て、その先端に花をつける小さな枝。花梗(かこう)。