かやば‐ちょう【茅場町】
東京都中央区の地名。江戸時代には薬師堂の縁日の植木市で知られた。現在は証券会社が多い。日本橋茅場町。
かや‐ぶき【茅葺き/萱葺き】
茅で屋根を葺くこと。また、その屋根。
かや‐ぶね【茅船/萱船】
茅を積んだ船。船軍(ふないくさ)のとき、火をつけて敵船にむけて放った。
カヤプテ【(オランダ)kajapoet/kajaput】
フトモモ科の常緑高木。高さ15〜30メートル。樹皮は白色、枝が垂れ下がる。葉から油をとり、鎮痛や香料に用いる。東南アジア・オーストラリア原産。カユプテ。
カヤマ【Kaiama】
⇒カイアマ
かや‐みそ【榧味噌】
白味噌に、煎(い)ってすりつぶした榧の実をまぜ、砂糖・胡麻(ごま)などを加えた食品。
かや‐もん【茅門/萱門】
茅葺(かやぶ)きの風流な門。庭や数寄屋(すきや)の露地の入り口に設ける。
かや‐や【茅屋/萱屋】
茅葺(かやぶ)きの屋根や家。
かや‐らん【榧蘭】
ラン科の常緑多年草。深山の岩や樹木の上に着生し、高さ3〜10センチ。葉は細長い楕円形で、2列に互生し、榧の葉を思わせる。初夏、淡黄色の花を数個つける。
か‐やり【蚊遣り】
蚊を追い払うために、草木の葉や木くずなどをいぶしたり、香をたいたりすること。また、そのいぶすもの。かいぶし。かやりび。《季 夏》「燃え立って貌(かほ)はづかしき—哉/蕪村」