から
[副](あとに否定的な表現を伴って用いる)まったく。まるっきり。「—意気地がない」「—役に立たない」 [接頭]名詞や形容動詞に付く。 1 まるっきり、まったく、の意を表す。「からっ」となるこ...
から
[格助]名詞・活用語の連体形に付く。また上代では、助詞「が」「の」「のみ」にも付く。 1 動作・作用の起点を表す。 ㋐空間的起点、出所を示す。「目—大粒の涙が落ちた」「本人—直接話を聞く」「波...
から‐あい【韓藍】
1 ケイトウの古名。「わが屋戸(やど)に—蒔き生(お)ほし枯れぬれど」〈万・三八四〉 2 美しい藍色。「わが恋はやまとにはあらぬ—のやしほの衣深く染めてき」〈続古今・恋二〉
から‐あおい【唐葵/蜀葵】
タチアオイの古名。「—、日の影に従ひて傾(かたぶ)くこそ」〈枕・六六〉
から‐あげ【空揚(げ)】
[名](スル)材料に小麦粉かかたくり粉を薄くまぶす程度で、衣をつけずに高温の油で揚げること。また、その料理。「唐揚げ」の字も当てることがある。
カラ‐アザール【(ヒンディー)kālā-āzār】
《黒い病気の意》鞭毛虫(べんもうちゅう)の一種リーシュマニア‐ドノバニの感染で起こる悪性の感染症。サシチョウバエが媒介。発熱と皮膚の黒褐色の色素沈着とが目立つため黒熱病ともいわれ、致命率が高い。...
から‐あし【空足】
1 「無駄足」に同じ。 2 階段などの上り下りに、高さの見当をまちがえて踏みそこなうこと。「—を踏む」 3 はだし。すあし。
空足(からあし)を踏(ふ)・む
1 階段の上り下りで、高さを間違えて足が空(くう)を踏む。 2 勢い余って止まれずに、二、三歩前に出る。
から‐あや【唐綾】
中国から伝来した綾織物。日本でその製法にならって織ったものにもいう。近世では、浮き織物のことをいった。
からあや‐おどし【唐綾威】
鎧(よろい)の威の一。唐綾を細く畳み、芯に麻を入れて威したもの。