かん‐ごう【嵌合】
⇒嵌(は)め合い
かん‐ごう【環濠】
周囲に堀を巡らすこと。堀で囲むこと。
かんごう‐いん【勘合印】
勘合2に押す印。
かんごう‐しゅうらく【環濠集落】
外敵の侵入を防ぐために周りを柵で囲み、壕を巡らせた集落のこと。弥生時代の代表的な集落の形態とされ、吉野ヶ里遺跡もその一つ。
かんごう‐せん【勘合船】
室町時代、勘合を交付されて明と正式に通商した船。遣明船。
かんごう‐ふ【勘合符】
「勘合2」に同じ。
かんごう‐ぼうえき【勘合貿易】
室町時代、勘合2を用いた対明貿易。中断したこともあったが、応永11年(1404)から約140年間続いた。銅・硫黄・刀剣・扇などを輸出し、銅銭・生糸・絹織物などを輸入した。
かん‐ごえ【甲声】
かん高い声。高くひびく声。「錆を含んだ、芸人らしい—を絞って」〈谷崎・幇間〉
かん‐ごえ【寒声】
僧や邦楽を学ぶ人が、寒中に声を出してのどを鍛えること。また、その声。《季 冬》「—に嗄(か)らせし喉を大事かな/虚子」
かん‐ごえ【寒肥】
寒中に、農作物や庭木に施す肥料。かんごやし。《季 冬》「—や花の少き枇杷(びは)の木に/素十」