かん・する【刊する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]《木を刻む意から》板行する。刊行する。出版する。「故人の詩文を集録して—・する」
かん・する【冠する】
[動サ変][文]くゎん・す[サ変] 1 そのものを限定する言葉や、名称・称号・文字などを、上につける。「企業名を—・した競技大会」 2 冠(かんむり)をのせる。転じて、元服する。
かん・する【姦する】
[動サ変][文]かん・す[サ変] 1 婦女子を犯す。 2 姦通する。
かん・する【管する】
[動サ変][文]くゎん・す[サ変] 1 取り締まる。管轄(かんかつ)する。「学事を—・せり」〈田口・日本開化小史〉 2 心にかける。「狂と呼び癡(ち)と喚(よ)ぶ。敢て—・せず」〈逍遥・当世書生気質〉
かん・する【箝する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]《竹ではさむ意から、「口を箝する」の形で用いて》声を出さない。また、発言させない。「晩鶯口を—・して」〈織田訳・花柳春話〉
かん・する【関する】
[動サ変][文]くゎん・す[サ変]関係がある。かかわる。「将来に—・する問題」「映画に—・しては、ちょっとうるさい」「我—・せず」
かん・する【監する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]監督する。気をつける。「藤田兄は病稍や愈(いえ)て社務を—・し」〈竜渓・経国美談〉
かん・する【緘する】
[動サ変][文]かん・す[サ変] 1 (「口を緘する」の形で)口を閉じる。黙る。「口を—・して語らない」 2 封をする。「固く—・した封書」