かん‐もち【寒餅】
寒中につく餅。かんのもち。《季 冬》「—のとどきて雪となりにけり/万太郎」
かん‐もち【癇持(ち)】
「癇癪(かんしゃく)持ち」に同じ。
かん‐もつ【官物】
1 官府の所有物。かんぶつ。 2 諸国から政府に納める田租や上納物。かんぶつ。「—の初穂を割(さ)き奉らせ給ふめり」〈大鏡・師尹〉
かん‐もつ【勘物】
考え調べること。また、文章の内容について調べてつけた注記。「諸卿の—に任せ、この書を和国にひろむべし」〈浄・用明天王〉
かんもり‐づかさ【掃部寮】
⇒かもんりょう(掃部寮)
かん‐もん【肝文】
[名・形動ナリ] 1 重要な文章。「不晴不晴の時、と申すが、中にも—でござる」〈虎寛狂・布施無経〉 2 大切なこと。また、そのさま。「朝夕気をつくるが胸算用の—なり」〈浮・胸算用・三〉
かん‐もん【勘文】
平安時代以後、明法道・陰陽道(おんようどう)など諸道の学者や神祇官(じんぎかん)・外記(げき)などが朝廷や幕府の諮問に答えて、先例・日時・方角・吉凶などを調べて上申した意見書。勘状。勘注。かんが...
かん‐もん【勘問】
取り調べること。責め問うこと。「獄(ひとや)に居る事既に五、六度になると云ふとも、度毎に必ず—する事なし」〈今昔・一三・一〇〉
かん‐もん【貫文】
「貫(かん)2」に同じ。
かん‐もん【喚問】
[名](スル)公的な機関に呼び出して問いただすこと。「国会で証人を—する」