かがやき‐わた・る【輝き渡る】
[動ラ五(四)]一面に光りかがやく。「五色の光明(こうみょう)赫奕(かくやく)と—・るに」〈紅葉・二人むく助〉
かく【赫】
[音]カク(漢) [訓]かがやく 1 赤々と燃えるように輝く。「赫奕(かくえき)・赫灼(かくしゃく)」 2 勢いが盛んなさま。「赫赫・赫怒」 [名のり]あきら
かが‐とび【加賀鳶】
1 江戸時代、加賀藩前田家が江戸藩邸で召し抱えておいた鳶職人で編成した火消し。装束が美麗で、大藩召し抱えの特権意識を持ち、一般の町火消しとの間で争いが多かった。 2 歌舞伎狂言「盲長屋梅加賀鳶(...
か‐ぜん【果然】
[ト・タル][文][形動タリ]結果が予期どおりであるさま。「破天荒の新理論を組成し、—として学術界の方針を一斡(いちあつ)する」〈雪嶺・真善美日本人〉 [副]予期したとおりになるさま。果たし...
かえ・す【返す/反す】
[動サ五(四)] 1 表であったものを裏にしたり、上であったものを下にしたりして、ものの向き・位置を反対にする。裏がえす。ひっくりかえす。「せんべいを—・しながら焼く」「手の平を—・す」「差し手...
かえる‐で【蛙手/鶏冠木】
《葉の形が蛙の手に似ているところから》カエデの古名。「わがやどに黄葉(もみ)つ—見るごとに妹(いも)をかけつつ恋ひぬ日はなし」〈万・一六二三〉
かずら・く【鬘く】
[動カ四]《「鬘(かずら)」の動詞化》かずらとして頭につける。「青柳のほつ枝攀(よ)ぢ取り—・くは君がやどにし千年(ちとせ)寿(ほ)くとそ」〈万・四二八九〉
かそ‐け・し【幽し】
[形ク]光・色や音などがかすかで、今にも消えそうなさま。「わがやどのいささ群竹(むらたけ)吹く風の音の—・きこの夕(ゆふへ)かも」〈万・四二九一〉
から‐め【辛め】
[名・形動] 1 普通より辛いこと。また、そのさま。「—に味をつける」 2 判定がやや厳しいこと。また、そのさま。「—な(の)採点」 3 分量が少なめなこと。また、そのさま。「—に量る」
から‐き【唐木】
《中国を経て渡来したところから》熱帯産の上等な木材。シタン・コクタン・ビャクダン・タガヤサンなど。