きく‐いちもんじ【菊一文字】
1 菊作りで、大輪の16弁に作った花。 2 後鳥羽上皇が備前則宗ら一文字系の番鍛冶(ばんかじ)に命じて鍛えさせ、みずから焼き刃をしたという刀剣。茎(なかご)に菊花の紋が刻んであり、この名がある。...
きくい‐むし【木食虫】
1 甲虫目キクイムシ科および近縁の科に属する昆虫の総称。体長0.8〜11ミリ。体は楕円形または円筒形で、木に穴を掘って生活する。マツノキクイムシ・クリノミキクイムシなど。《季 夏》 2 等脚目キ...
きく‐いも【菊芋】
キク科の多年草。高さ1.5〜3メートル。茎・葉に粗い毛がある。葉は長楕円形。秋、黄色の大きな頭状花を開く。地下茎は塊状でイヌリンを含み、食用、またはアルコール・果糖の原料にする。北アメリカの原産...
キクウィト【Kikwit】
コンゴ民主共和国南西部の都市。コンゴ川の支流クウィル川沿いに位置する。首都キンシャサと幹線道路で結ばれる商都。1995年、キクウィトおよび周辺地域でエボラ出血熱が発生したことで知られる。キクウィット。
きく‐か【菊花】
1 菊の花。《季 秋》 2 薫物(たきもの)の名。菊の花の香を模したもの。丁字香(ちょうじこう)・沈香(じんこう)・麝香(じゃこう)をねり合わせてつくる。菊の露。
きくか‐しゅ【菊花酒】
中国で、菊の花・茎・葉と黍(きび)・米とを混ぜて醸造した酒。9月9日の重陽の節句に用いる。きっかしゅ。
きくか‐しょう【菊花章】
⇒大勲位(だいくんい)菊花章
きくか‐しょう【菊花賞】
日本の競馬の五大クラシックレースの一。毎年10月に、京都競馬場でサラブレッド3歳馬によって行われる。走行距離は3000メートル。きっかしょう。
きくかしょう‐けいしょく【菊花章頸飾】
「大勲位(だいくんい)菊花章頸飾」の略。
きくか‐せき【菊花石】
緑・赤・紫色の地に白色や紅色の菊紋のような模様のある、観賞用の石(水石)の名。輝緑凝灰岩の中に角閃石(かくせんせき)の結晶が放射状に成長したもの。岐阜県本巣(もとす)市産。きっかせき。