心(こころ)を致(いた)・す
心を尽くす。真心を込める。「政治家として—・すべきことの第一は誠実である」
心(こころ)に任(まか)・せる
1 自分の思う通りに行う。勝手気ままにふるまう。「—・せてどこへでも行く」 2 自分の思い通りになる。「—・せたることのやうに、いと易きことにありなん、と答ふれば」〈宇治拾遺・一五〉 3 相手の...
こころ‐あやまり【心誤り】
1 思い違い。考え違い。心得違い。「—やしたりけむ、親王(みこ)たちのつかひ給ひける人をあひ言へりけり」〈伊勢・一〇三〉 2 正常な心を失うこと。乱心。「時々—して、人に疎まれぬべきことなむうち...
こごめ‐ぐさ【小米草】
ハマウツボ科の一年草。山地の草原に生え、高さ10〜20センチ。葉は卵形。夏、白い小花をつける。いぶきこごめぐさ。
こころ‐ぐるし・い【心苦しい】
[形][文]こころぐる・し[シク] 1 心に痛みを感じるさま。つらく切ない。「彼の苦労を思うと私も—・い」 2 申し訳なく思うさま。気がとがめる。「こんなに親切にしていただいては—・い」 3 他...
ここ‐もと【此処許/爰許】
[代]近称の指示代名詞。 1 話し手の身近な所をいう。このあたり。ここ。「波ただ—に立ち来る心地して」〈源・須磨〉 2 話し手自身の方をいう。自分の方。当方。「—にただ一言聞こえさすべきことなむ...
こし‐め・す
[動サ四]《「きこしめす」の略》召し上がる。「せめてお茶なりとも進ぜたいほどに、いかほども—・せ」〈虎明狂・犬山伏〉
こう‐さつ【黄冊】
⇒賦役黄冊(ふえきこうさつ)
ごう‐ごう【嗷嗷】
[形動ナリ]叫び声などが騒がしいさま。口やかましく非難するさま。「—なる体(てい)にて、あまっさへ朝家を恨むべしなんどきこしめすは、何事ぞ」〈平家・三〉 [形動タリ]に同じ。「路次—として...
こう‐たい【荒怠】
なげやりで、なすべきことを怠ること。「—暴恣(ぼうし)の心状」〈中島敦・弟子〉