きつね‐おとし【狐落(と)し】
1 狐を捕らえるわな。 2 狐つきの人から狐の霊を追い出して病を治すこと。また、その術。
きつね‐がり【狐狩(り)】
キツネを狩ること。特に、英国貴族が好んで行う狩猟のこと。派手な狩猟服を着た騎馬の集団が猟犬を追い立て、キツネをかみ殺させるもので、17世紀以降スポーツとして確立。フォックスハンティング。 [補説...
きつね‐けん【狐拳】
⇒藤八拳(とうはちけん)
きつね‐ごうし【狐格子】
1 妻飾りの一。格子の内側に板を張ったもの。入母屋屋根に用いる。木連(きつ)れ格子。妻格子。 2 縦横の桟を細かく正方形に組んだ格子。
きつね‐ざる【狐猿】
霊長目キツネザル科の哺乳類の総称。原始的なサルで、口先がとがり、顔がキツネに似る。ワオキツネザル・エリマキキツネザルなどがあり、マダガスカルおよび周辺の島々に分布。レムール。リーマー。
きつね‐せぎょう【狐施行】
近畿地方で、寒中に「せんぎょう、せんぎょう」などと唱えながら稲荷神社を巡拝し、あるいは狐のいそうな所へ赤飯・油揚げなどを置いて帰る行事。《季 冬》→寒施行(かんせぎょう)
きつね‐そば【狐蕎麦】
甘辛く煮た油揚げをのせたかけそば。
きつねただのぶ【狐忠信】
浄瑠璃「義経千本桜」の登場人物。子狐の化身で、鼓の皮になった親を慕い佐藤忠信の姿になって現れ、その鼓を持つ静御前を守る。また、その狐が活躍する四段目切(きり)の通称。
きつね‐つかい【狐使い/狐遣い】
狐を使って行うという妖術。また、それを行う人。
きつね‐つき【狐付き/狐憑き】
狐の霊がとりついたといわれる、精神の異常な状態。また、その人。