あらあら‐し・い【荒荒しい】
[形][文]あらあら・し[シク] 1 物事のようす、人の行動や気性などが、並外れて激しい。ひどく荒っぽい。非常に乱暴だ。「—・く風が吹きまくった」「—・い声」「—・く席を立つ」 2 手触りがごつ...
よ‐ほう【四方】
1 四つの方角。しほう。〈日葡〉 2 四すみに角のある形。四角。「大きなる石の—なる中に」〈更級〉 3 周囲。しほう。〈ロドリゲス日本大文典〉 4 枡(ます)をいう女房詞。
こうぎ‐だて【公儀立て】
わざわざ表ざたにすること。「身のためならぬ事を物好きなる—」〈浮・新可笑記〉
けり
[助動][(けら)|○|けり|ける|けれ|○]《動詞「く(来)」の連用形に動詞「あり」の付いた「きあり」の音変化から》動詞・助動詞の連用形に付く。 1 過去に起こった事柄が、現在にまで継続してき...
さい‐ぼう【尖棒/撮棒/材棒】
《「さきぼう」の音変化》ヒイラギなどで作った災難よけの棒。また、武器として用いる堅木の棒。→鉄尖棒(かなさいぼう)「ただ大きなる—ばかり持ちたる」〈著聞集・一二〉
くい【杭/杙/株】
1 (杭・杙)地中に打ち込んで支柱や目印にする棒。 2 切り株。くいぜ。「(大象ガ)足に大きなる—を踏み貫きたり」〈今昔・五・二七〉
くぼ‐やか【凹やか/窪やか】
[形動ナリ]くぼんでいるさま。「大きなる坏(つき)の—なるを」〈今昔・二八・五〉
きた‐おもて【北面】
1 北に向いている方。北向き。また、その場所。「宮より—、大きなる山のほとり」〈宇津保・吹上上〉 2 宮中や寝殿造りの家などで、北向きの部屋。また、客間に対して内輪の部屋。「南の院の—にさしのぞ...
しりえ‐で【後方手】
手を後ろのほうに回すこと。後ろ手。「—に縛り、大きなる木に縛りつけたり」〈宇津保・藤原の君〉
おおき‐な【大きな】
[形動]《形容動詞「おおきなり」の連体形「おおきなる」の音変化》 1 容積・面積が広い空間・場所を占めるさま。「—箱」「—池」⇔小さな。 2 数・量が多いさま。「—音」⇔小さな。 3 程度がはな...