き‐にゅう【鬼乳/奇乳】
生後2、3日の新生児の乳腺(にゅうせん)から出る乳汁。母体から受けたホルモンによる。魔乳。
き‐にょう【鬼繞】
漢字の繞(にょう)の一。「魁」「魅」などの「鬼」の称。
木(き)に縁(よ)りて魚(うお)を求(もと)む
《「孟子」梁恵王上から》方法を誤ると目的は達せられないことのたとえ。
機(き)に因(よ)りて法(ほう)を説(と)く
仏教の真理は一つであるが、その時、その場に応じて適切な説法を行う。転じて、臨機応変に処理をする。
き‐にん【帰任】
[名](スル)一時離れていた自分の任地や任務に戻ること。「出向先から—する」
き‐にん【貴人】
「きじん(貴人)」に同じ。
キニン【(ドイツ)Chinin】
⇒キニーネ
きにん‐ぐち【貴人口】
1 茶室で貴人用の出入り口。通常2枚の障子を立て、立ったまま出入りできる。→躙(にじ)り口 2 能舞台で、正面に向かって右側の地謡座の奥にある戸口。
きにん‐だたみ【貴人畳】
茶室で、床(とこ)の前の畳。貴人の座席とされたところからいう。床前畳。
キニーネ【(オランダ)kinine】
キナの樹皮に含まれる主要なアルカロイド。マラリア治療の特効薬として知られ、塩酸塩・硫酸塩が用いられる。白色の結晶で、味はきわめて苦い。キニン。 [補説]「規尼涅」とも書く。