き‐の‐くに【紀国】
《「木の国」の意》紀伊国(きいのくに)の古称。→紀伊
きのくに‐ごき【紀国御器/紀国五器】
紀伊国産の朱漆塗りの食器。「羹箸(かんばし)、塗箸、—、なべぶたまで、さらりと新しくしかへて」〈浮・胸算用・一〉
き‐の‐こ【茸/蕈/菌】
《「木の子」の意》菌類のうち、顕著な子実体(しじつたい)を形成するもの。大部分は担子菌類に、一部は子嚢(しのう)菌類に属する。ふつう傘状をなし、山野の樹陰や朽ち木などに生じる。食用となるマツタケ...
きのこ‐がり【茸狩(り)】
山林でキノコを探し取ること。たけがり。《季 秋》
きのこ‐ぐも【茸雲】
核爆発・火山爆発などで生じる、キノコ状の巨大な雲。
きのさき‐おんせん【城崎温泉】
兵庫県北部、豊岡市にある温泉。志賀直哉や有島武郎ら文人が逗留した。泉質は塩化物泉。
きのさきにて【城の崎にて】
志賀直哉の小説。大正6年(1917)発表。小動物の死を見つめ、人間の生と死の意味を考えた心境小説。
きのさき‐マリンワールド【城崎マリンワールド】
兵庫県豊岡市にある水族館。昭和9年(1934)開館。水深12メートルのメーン水槽は、日本有数の深さ。
きのした【木下】
姓氏の一。 [補説]「木下」姓の人物木下恵介(きのしたけいすけ)木下順庵(きのしたじゅんあん)木下順二(きのしたじゅんじ)木下幸文(きのしたたかふみ)木下長嘯子(きのしたちょうしょうし)木下藤吉...
き‐の‐じ【きの字】
からだを「き」の字のような形にして、座ったり寝たりすること。だらしのない居ずまいにいう。「元九郎が—なりの寝すがた」〈浮・御前義経記・一〉