かい‐たい【芥蔕】
《「芥」はからし粒、「蔕」は小さなとげの意》 １ 胸のつかえ。わずかな心のわだかまり。 ２ きわめてわずかなこと。「—も親をおろそかにするかたちあるものは、果して賊子となる」〈神皇正統記・仁徳〉
かいとう‐めん【海島綿】
主に西インド諸島で栽培されるワタ。綿花の繊維はきわめて細く、長くて光沢があり、品質は優良。→陸地綿
か‐かく【蝸角】
１ カタツムリの触角。 ２ きわめて狭小な世界。
影(かげ)踏(ふ)むばかり
影を踏んでしまいそうなほど、きわめて近いことをたとえて言う。
か‐こく【苛酷】
［形動］［文］［ナリ］きわめてむごいさま。扱い方などが厳しくて容赦ないさま。無慈悲。「—な労働」「—なレース」 [派生]かこくさ［名］
かざん‐がんせん【火山岩尖】
粘性のきわめて大きい溶岩が地下から押し出され、柱状に突出したもの。溶岩塔。溶岩尖塔。ベロニーテ。
カシミール‐こうか【カシミール効果】
真空中で、ごくわずかな距離で隔てられた二枚の平面金属板に、互いに引き合う力が発生する現象。1948年、オランダの物理学者H＝カシミールが提唱。10ナノメートルという、きわめて近距離において、はじ...
かずら‐したじ【鬘下地】
《「かつらしたじ」とも》 １ 江戸時代、役者が鬘をかぶりやすいように床山が結った髪形。 ２ 銀杏返(いちょうがえ)しをきわめて低く結った髪形。楽屋銀杏。
かべ‐ひとえ【壁一重】
隣が壁を一つ隔てるだけであること。また、きわめて接近していること。
かみ‐すじ【髪筋】
１ 髪をくしけずったあとの筋目。 ２ 髪の毛。毛髪。「女の—をよれる綱には大象もよくつながれ」〈徒然・九〉 ３ きわめて少ないこと。「人により知恵は—ほどもなくて」〈仮・竹斎・上〉
