きんだい‐けいざいがく【近代経済学】
1870年代以降のオーストリア学派・ローザンヌ学派・ケンブリッジ学派・ケインズ経済学などの経済学の総称。マルクス経済学に対する用語。近経。
きんだい‐けんちく【近代建築】
1890年代から1960年ごろまで行われたモダニズムの建築。過去の様式との絶縁と新奇性の追求を特色とし、1920年代からは特に機能主義・合理主義・経済主義を強調した。
きんだいげいじゅつ【近代芸術】
滝口修造の美術評論集。昭和13年(1938)刊。戸坂潤の要請により書かれたもの。本作により、著者は若手芸術家らの中心的存在となった。
きんだい‐げき【近代劇】
19世紀末にヨーロッパで起こった演劇。近代市民社会の個人主義・自由主義の立場から人生や社会問題を扱った。作家としては、イプセン・ストリンドベリ・ハウプトマン・チェーホフ・ショーら。日本では明治末...
きんだい‐こっか【近代国家】
封建国家や絶対主義国家の崩壊後に、市民革命によって成立した国家。自由・平等、基本的人権の保障、議会政治、法治主義による中央集権制などを特徴とする。
きんだい‐ごしゅきょうぎ【近代五種競技】
オリンピック競技の一。フェンシング(エペ)・水泳(200メートル自由形)・馬術(障害飛越(ひえつ))・レーザーラン(射撃とランニング)の5種目を一人の選手が一日で行い、総合得点で順位を決める。→...
きんだい‐さんぎょう【近代産業】
ヨーロッパで産業革命以後に起こった産業形態。大規模な設備と機械技術を用いた分業体制が特徴。資本主義の発展とともに成長した。
きんだい‐し【近代詩】
明治以降、漢詩や和歌・俳句のような伝統的な詩形から脱し、ヨーロッパの詩や精神にならって、新しい思想・感情を自由な形式で表現した詩。新体詩に始まり、象徴詩を経て口語自由詩へと発展した。
きんだい‐し【近代史】
近代の歴史。→近代2
きんだいしゅうか【近代秀歌】
鎌倉前期の歌論集。1巻。藤原定家著。承元3年(1209)成立。和歌の歴史を述べ、古い言葉を用いつつ新しい感覚を表すことを説き、秀歌の例を引く。