ぎ‐こうび【擬交尾】
交尾の真似。雄が雌の背に乗るなどの行動をとるが、交尾には至らない。繁殖期の求愛行動の一として見られる。また、イルカなどで若い雄同士による交尾の練習と思われる行動が知られる。擬似交尾。
ぎこう‐よう【宜興窯】
中国江蘇省宜興近郊の陶窯。明代以降に栄え、鈞窯(きんよう)系の雑器や朱泥(しゅでい)・紫泥(しでい)などの茶器を産する。
ぎこししゅう【擬古詩集】
《原題、(イタリア)Odi barbare》イタリアの詩人・古典学者、カルドゥッチの詩集。自作詩のほか、クロプシュトック、プラーテンら、ドイツ詩人の作品の翻訳を収める。初版は1877年から188...
ぎこ‐しゅぎ【擬古主義】
⇒擬古典(ぎこてん)主義1
ぎこち‐な・い
[形][文]ぎこちな・し[ク]《「ぎこつなし」の音変化。「ぎごちない」とも》 1 動作や話し方などが滑らかでない。「—・い運転」「—・くあいさつをする」 2 からだに合わなくて、ぐあいが悪い。「...
ぎ‐こっかい【擬国会】
明治23年(1890)帝国議会開設後に、民間で開かれた模擬国会。
ぎこつ‐な・い
[形][文]ぎこつな・し[ク]《「きごつない」「ぎごつない」とも》無愛想で粗野である。武骨である。「アノ人—・イ物言イヂャ」〈日葡〉 「若衆に、—・き法師の思ひを寄せながら」〈咄・醒睡笑・三〉
ぎこてん‐しゅぎ【擬古典主義】
1 古典芸術を規範とする文学・芸術上の傾向。西欧の啓蒙主義文学などにみられるが、その伝統的形式性にこだわり、内容の浅薄な模倣に終わる傾向もあった。擬古主義。→古典主義 2 明治20年代、西鶴らの...
ぎこ‐ぶん【擬古文】
古い時代の文体にならって書いた文章。特に、江戸中期から明治時代にかけて、国学者などが、主に平安時代の和歌や仮名文を模範にして書いた文章をいう。
ぎこ‐ものがたり【擬古物語】
平安時代の物語を模倣して、鎌倉時代に作られた物語。「源氏物語」の模倣が著しく、独創性に乏しい。「住吉物語」「松浦宮(まつらのみや)物語」「石清水(いわしみず)物語」「苔の衣」など。