くうや‐どう【空也堂】
京都市中京区蛸薬師(たこやくし)通りにある天台宗の寺、極楽院光勝寺の通称。山号は紫雲山。天慶年間(938〜947)、空也の開基で、空也念仏の道場。現在の建物は慶応2年(1866)の再建。
くうや‐ねんぶつ【空也念仏】
平安中期に空也上人が始めたと伝えられる念仏。念仏の功徳により、極楽往生が決定した喜びを表してひょうたん・鉢・鉦(かね)などをたたきながら、節をつけて念仏や和讃(わさん)を唱えて踊り歩くもの。空也...
くうや‐は【空也派】
空也上人を開祖とする、天台宗の一派。空也堂を本山とする。
くうや‐もち【空也餅】
半つきの餅を小さくちぎり、つぶしあんをくるんで丸めた和菓子。上野池之端にあった菓子店空也の創製といわれる。
くう‐ゆ【空輸】
[名](スル)「航空輸送」「空中輸送」の略。「救援物資を—する」
くう‐らい【空雷】
「空中魚雷」の略。
くう‐らん【空欄】
文字が書いてない空白の欄。
くう‐り【空理】
現実とかけ離れた、役に立たない理論。「—空論」
くう‐り【空裏/空裡】
そら。空中。「ただ漫然として—に飛揚する愛であった」〈漱石・明暗〉
クーリー【苦力】
《(中国語)》もと中国やインドの下層労働者の呼称。19世紀後半、黒人奴隷に代わる労働力として売買された。クリー。