くぐま・る【屈まる】
[動ラ五(四)]からだをまるめて小さくする。萎縮(いしゅく)する。かがまる。「貫一はいと苦しく心—・りつつ」〈紅葉・金色夜叉〉
くぐ・む【屈む】
[動マ四]からだを折り曲げる。からだを小さくしてしゃがむ。かがむ。「さし—・みて御覧ずれば」〈義経記・二〉 [動マ下二]腰を曲げて身を低くする。かがめる。「ひさかたの天(あま)つみ空は高けれ...
くぐもり‐ごえ【くぐもり声】
中にこもって、はっきりしない声。含み声。
くぐも・る
[動ラ五(四)]《古くは「くくもる」》 1 声などが、中にこもる。はっきりしない。「音曲の音が—・るように聞こえて来たり」〈有島・或る女〉 2 口ごもる。「とがむべき口も—・り」〈色道大鏡・一四〉
くぐら・せる【潜らせる】
[動サ下一][文]くぐら・す[サ下二] 1 くぐるようにする。「ひもを穴に—・せる」 2 料理で、食材を液体に短時間つける。「トマトを熱湯にさっと—・せる」
くぐり【潜り】
1 くぐって出入りする戸や門。 2 茶室建築で、くぐって出入りするように作ったもの。中潜り・躙(にじ)り口など。
くぐり‐ど【潜り戸】
1 門の扉などに設けた、くぐって出入りする小さい戸口。切り戸。くぐり。 2 茶室の躙(にじ)り口の戸。
くぐり‐ぬ・ける【潜り抜ける】
[動カ下一] 1 くぐって通り抜ける。「壁の穴を—・ける」 2 困難や危険な状況を切り抜ける。「厳重な警戒を—・ける」
くぐり‐もん【潜り門】
くぐって出入りする小さい門。切り抜き門。くぐり。
くぐ・る【潜る】
[動ラ五(四)]《古くは「くくる」とも》 1 物の下や狭い間・中を、姿勢を低くして通って向こう側へ出る。また、門やトンネルなどを通り抜ける。「暖簾(のれん)を—・って店に入る」「障害物競走ではし...