くさいかだ【草筏】
外村繁の長編小説。昭和10年(1935)、「世紀」誌に発表、同年の第1回芥川賞の候補作となる。単行本は昭和13年(1938)刊。近江商人であった自家をモデルとする大河小説で、戦後に発表した「筏」...
くさ‐いきれ【草熱れ/草熅れ】
草むらが夏の強い日ざしを受けて発する熱気。くさいきり。《季 夏》「—人死に居ると札の立つ/蕪村」
くさ‐いち【草市】
7月12日の夜から翌日にかけて、盂蘭盆(うらぼん)の仏前に供える草花や飾り物などを売る市。盆市。花市。《季 秋》
くさ‐いちご【草苺】
バラ科の草状の低木。山野に生え、高さ20〜60センチ。茎にはまばらにとげがあり、葉は羽状複葉で長い柄がある。春、白い花をつけ、実は熟すと赤くなり、食べられる。わせいちご。なべいちご。《季 夏》
クサイ‐とう【クサイ島】
《Kusaie》⇒コスラエ島
く‐さいにち【九斎日】
在家の信者が特に仏の戒めを守る特定の日と月。毎月の8日・14日・15日・23日・29日・30日の六斎日と、正月・5月・9月の三長斎月。
臭(くさ)い飯(めし)を食(く)・う
囚人となり刑務所の飯を食う。刑務所に入れられる。
臭(くさ)い物(もの)に蠅(はえ)がたかる
臭いものに蠅が集まるように、悪い者どうしは寄り集まるものであるというたとえ。
臭(くさ)い物(もの)に蓋(ふた)をする
悪事や醜聞などを、他に漏れないように一時しのぎに隠そうとするたとえ。
臭(くさ)い物(もの)身(み)知(し)らず
自分のにおいには気づかないように、欠点はなかなか自覚できないというたとえ。