くし‐おさえ【櫛押(さ)え】
日本髪で、髪に挿した櫛が前に倒れないように、その前に挿し込んだ銀製の細い棒。江戸中期に流行した。
くし‐カツ【串カツ】
一口大の豚肉と、ネギやタマネギを交互に串に刺し、パン粉をつけて揚げたもの。
くし‐がい【串貝】
「串鮑(くしあわび)」に同じ。
くし‐がき【串柿】
渋柿の皮をむき、1本の竹串に数個刺して干したもの。《季 秋》
くし‐がた【櫛形】
1 櫛のように、下部が水平で上部にゆるやかな丸みをもった山形。また、そのもの。 2 茶室などの壁に設ける、山形の出入り口。 3 木材にらせん状の溝を切り込むのに用いる鉋(かんな)の一種。刃が櫛の...
くしがた‐きかん【串形機関】
⇒タンデム機関
くしがた‐の‐あな【櫛形の穴】
清涼殿の鬼の間の東南の隅から昼御座(ひのおまし)の西南の隅の壁にかけて、柱を中にして設けた半月形の窓。天皇が殿上の間を見るためにつくったものという。くしがた。
くしがた‐べい【櫛形塀】
櫛形の窓がついている塀。
くしがた‐まど【櫛形窓】
櫛形の窓。欄間や付(つけ)書院などに設けられる。江戸時代にはぜいたくなものとして、民家には禁止されていた。くしがた。
くしがた‐やま【櫛形山】
山梨県西部にある山。標高2052メートル。頂上にはアヤメの群生があり、アヤメ平と呼ばれる。東斜面の中腹に伊奈ヶ湖・県民の森がある。名の由来は、東方の甲府盆地から見ると山容が櫛の形をしていることから。