くず‐もち【葛餅】
1 葛粉を水で練って煮たあと箱に流し込み、冷やして固めたもの。生麩(なまふ)粉・小麦粉を加えて蒸して作るものもある。三角形に切って糖蜜・きな粉などをつけて食べる。《季 夏》「—や老いたる母の機嫌...
くず‐もの【屑物】
1 使い古して、いらなくなったもの。廃物。「—入れ」 2 いいものを選び出したあとに残ったもの。商品価値のないもの。
くず‐や【屑屋】
紙くず・ぼろ・古綿などの廃品を売買する商売。また、その人。
くず‐や【葛屋】
草葺(くさぶ)きの屋根。また、その家。草屋。茅(かや)屋。
くずやのかご【屑屋の籠】
西村天囚による自伝的風刺小説。明治20年(1887)前後編を刊行。
くず‐ゆ【葛湯】
葛粉に砂糖をまぜ、熱湯を注いでかきまぜた食べ物。《季 冬》「うすめても花の匂の—かな/水巴」
くず‐ようかん【葛羊羹】
葛粉にあんなどを加えて練り、蒸した羊羹。正月用の菓子として、切り山椒(ざんしょう)とともに食べた。
くずり【屈狸】
イタチ科の哺乳類。体長87センチくらいになり、イタチ類では大形。ずんぐりした体で全体に黒褐色。一見、小形のクマに似る。北極圏の森林やツンドラに分布する。
くずりゅう‐がわ【九頭竜川】
福井県北部を流れる川。源を岐阜県境の油坂峠付近に発し、坂井市で日本海に注ぐ。長さ116キロ。上流には九頭竜峡などがあり、また鉛・亜鉛、森林などの資源が豊富。
くずりゅう‐きょう【九頭竜峡】
福井県北東部、九頭竜川上流にある峡谷。仏原(ほとけはら)ダム付近をいい、荒島岳の北東麓にV字形の浸食谷を形成する。