くち‐なおし【口直し】
[名](スル) 1 まずいものや苦い薬などを口にしたあとで、その味を消すために別のものを飲食すること。また、その飲食物。「お茶で—する」 2 嫌な目にあったときなど、何かほかのことをして気分を変...
口(くち)なお乳臭(ちちくさ)し
《「漢書」高帝紀から》年が若くて経験の足りないさまをいう言葉。口なお乳臭(にゅうしゅう)。
くち‐なぐさみ【口慰み】
1 退屈しのぎに、話をしたり詩歌を口ずさんだりすること。〈和英語林集成〉 2 退屈しのぎに間食をすること。
くち‐なし【口無し】
ものを言わないこと。また、その人。和歌で、多く梔子(くちなし)に掛けて使う。「山吹の花色衣ぬしや誰問へど答へず—にして」〈古今・雑体〉
くち‐なし【梔子/巵子/山梔子】
1 アカネ科の常緑低木。暖地に自生し、高さ約2メートル。葉は長楕円形でつやがある。夏、香りの高い白い花を開く。果実は熟すと黄赤色になり、染料とするほか、漢方では山梔子(さんしし)といい消炎・利尿...
くちなし‐いろ【梔子色】
1 クチナシの実で染めた、少し赤みがかった濃い黄色。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏とも黄色のもの。
くちなし‐ぞめ【梔子染(め)】
くちなし色に染めること。また、その染め物。
くちなしのはな【くちなしの花】
小出粲(こいでつばら)の歌集。明治27年(1894)、「雪」「月」「花」の3分冊で刊行。
くち‐なめずり【口舐めずり】
[名](スル)おいしいものを食べようとするときや食べた後に、舌で唇のあたりをなめること。転じて、ねらった相手や獲物を待ちかまえているようす。舌なめずり。
くち‐ならし【口慣らし/口馴らし】
[名](スル) 1 すらすらと言えるようになるまで、繰り返し練習すること。「何回も読み上げて—をする」 2 飲食物の味を舌になじませること。「—におかゆを食べる」