く‐はい【狗吠】
1 犬がほえること。また、その声。「—夜を警(いまし)めて譙楼(しょうろう)午を報す」〈織田訳・花柳春話〉 2 《「史記」淮陰侯伝から。犬が飼い主以外にはほえるところから》主人にだけ仕えること。
く‐はい【苦杯】
《にがい酒を入れた杯の意》にがい経験。つらい経験。
苦杯(くはい)を喫(きっ)・する
「苦杯を嘗(な)める」に同じ。
苦杯(くはい)を嘗(な)・める
にがい経験をする。苦杯を喫する。「あのチームには前回—・めさせられた」 [補説]「苦杯」を「苦敗」と書くのは誤り。
くわ・す【交はす】
[動サ下二]《「かわす」の音変化》交わし合う。互いに交差させる。「人は目を—・せつつ、いとよく笑みて」〈かげろふ・中〉
くわ・う【加ふ】
[動ハ下二]「くわ(加)える」の文語形。
くわ・う【銜ふ/啣ふ/咥ふ】
[動ハ下二]「くわ(銜)える」の文語形。
くはら【久原】
姓氏の一。 [補説]「久原」姓の人物久原房之助(くはらふさのすけ)久原躬弦(くはらみつる)
苦(く)は楽(らく)の種(たね)
現在の苦労は、将来の幸福のもとになるということ。
くはら‐ふさのすけ【久原房之助】
[1869〜1965]実業家・政治家。山口の生まれ。久原鉱業所・日立製作所などを創立。金融恐慌後、政界に入り、逓相・政友会総裁を歴任。第二次大戦後公職追放、解除後は中ソ両国との国交回復に尽力した。