くまこう‐はちこう【熊公八公】
《落語などに出てくる庶民を代表する二人の名から》無教養ではあるが善意の庶民をいう称。熊さん八つぁん。
くまさか‐がい【熊坂貝】
クマサカガイ科の巻き貝。貝殻は平たい円錐形で、殻径8センチくらい。非常に薄く、殻の上に他の貝殻や石などを固着させている。名はこれを熊坂長範が七つ道具を背負っているのに見立てたもの。房総半島以南の...
くまさか‐ごころ【熊坂心】
《熊坂長範のような心の意》盗賊の心。盗み心。どろぼう根性。「親のたくはへに—をおこし」〈仮・東海道名所記・一〉
くまさか‐ずきん【熊坂頭巾】
⇒長範頭巾(ちょうはんずきん)
くまさん‐はっつぁん【熊さん八つぁん】
⇒熊公八公(くまこうはちこう)
くま‐ざさ【隈笹/熊笹】
イネ科の植物。山地に自生。葉は幅の広い長楕円形で、冬に縁が枯れて白色にくま取られる。 [補説]書名別項。→隈笹
くまざさ【隈笹】
渡辺水巴の句集。昭和10年(1935)刊行。
クマシ【Kumasi】
ガーナ中部の都市。アシャンティ州の州都。同国第二の規模をもつ。古くから海岸部と内陸部を結ぶ交易路の中継地であり、17世紀にアシャンティ王国の首都が置かれた。カカオの集散地。周辺にはアシャンティ族...
くま‐しで【熊四手】
カバノキ科の落葉高木。山野にみられ、葉は長楕円形で縁に二重のぎざぎざをもつ。5月ごろ、黄褐色で垂れる雄花と、緑色で上向きの雌花が咲き、秋に果穂が垂れ下がる。材をシイタケの原木にする。おおそね。い...
くま‐しね【奠稲/糈米】
神仏に供えるために洗い清めた米。かしよね。おくま。「道俗男女に至るまで、—を包みなどして参りけり」〈伽・蛤の草紙〉